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「生きづらさ」の正体
- 2017/05/06
- 01:59
人間扱いされない職場
萱野
不安定な労働現場のなかでもとくにスポット派遣(携帯電話のメールアドレスを登録しておくと、「明日仕事できませんか?」というメールがきて日雇いの仕事を斡旋され、そのつど現場にいく、という派遣形態)に特徴的だと思うんですが、
そういう労働現場では賃金などの条件が悪いだけじゃなく、ほとんど人間扱いされないんですよね。
そもそも名前で呼ばれないし、いきなり怒鳴られたり罵倒されたりする。『生きさせろ!』では、そのあたりのこともすごくよく書かれていました。
雨宮
私が聞いて一番びっくりしたのは、引っ越し屋のケースです。スタンガンで脅されながら働かされた、と。これは犯罪ですよね。
引っ越し屋さんは派遣の人が多くて、現場の正社員の指示で働きますよね。そのときに「おまえら、ぜったいお客さんとしゃべるな」とか言われるらしいんです。
そもそもお客さんとしゃべることを禁じられていたら働く喜びはないですよね。
「ぜったいしゃべっちゃいけない」という縛りを与えて、とにかく黙々と俺のいうことだけを聞いて働け、と。しかも、スタンガンで脅されながらというのは……。
(雨宮処凛、萱野稔人著「『生きづらさ』について」より抜粋。)
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私も日雇いの派遣で1日だけコンサート会場の設営、警備、撤去の仕事をしたことがあるのですが正に人間扱いされない職場でした。
怒鳴られたり罵声を浴びせられたりしながらのコンサート会場の準備と撤去……正に奴隷でした。
しかも、仕事が何時頃に終わるのかも知らされず、延々と深夜にまで及ぶ作業……
私は別に働くことが嫌なわけではありません。「何かがおかしい」と思っているだけです。
数日前に「人間レベル」というタイトルの記事の中で、シルバーバーチの霊訓によると地球は宇宙の中で精神性が下から2番目に低い星と書きましたが、
私は「生きづらさの正体」は地球人の精神性の低さにあると思っています。
仕事の目的とは奴隷になり思考停止することではなく、「喜び」にあったはずです。